いい気持ちだ、いい気持ちだ、世界の全てのお金はいい気持ちになるために使われる
リヴォン・ヘルム
昇進したら憧れのカルティエのジュエリーを買う。資格試験に合格したらビジネスクラスで海外旅行へ。ダイエットに成功したらシャネルのバッグを。目標を達成し、ご褒美を手に入れる瞬間の快感がたまらなく好きだ。(年始に買ったシャネルバッグは嬉しかった♡)
ご褒美は日常の活力になる。頑張る大きなきっかけを与えてくれる。
数カ月前から、仕事と育児の両立の日々が始まった。
「産後は無理しない方がいいよ」、「育児と仕事の両立は大変だから無理せずね」。無理しないでね、と言われることが子育てが始まってからぐっと増えた。その影響なのか「自分のご機嫌が大事。ご褒美って大事」とちょっと辛くなると自分を甘やかすことが増えた(最近勢いで洋服を買っちゃう.....)。我慢することが苦手になっている気がする。ご褒美の飽和状態である。ご褒美による良い気持ちの持続性もそれに伴い、明らかに短くなっている。
無理し過ぎず、健康第一で過ごすことが一番大切なのは言わずもがなであるけれど、しっかり目標を達成してご褒美を得る、あの快感を味わえる状態に戻したいなと思う。好きなモデル滝沢眞規子さんも「ちゃんとしてる自分の方が心地よい。忙しく頑張ってる方が好き」と言っていて、わたしもおそらく少しだけ無理して頑張る自分が好きなんです。
そうすることでご褒美をご褒美たらしめる。
「これぞご褒美!」と思える瞬間をまた味わうために、今年後半はご褒美量を調整したいな。足りないくらいの方が次の楽しみが増えるな。そんなことを考えました。
足りないくらいでいいんです 楽しみは少しずつ
連休ということもあり、ゆっくりできる時間がいつもより多くてここ最近の振り返りなんかしちゃって、自分語りな記事になってしまった。
では明日からの一週間、またご機嫌で。
*今週の本
『ドーパミン中毒』(著アンナ・レンブケ)。スマホの中毒性ってすごいな、何がここまで夢中にさせるんだろうって気になっていて、その仕組みを教えてくれて、スマホじゃなく自分の人生に夢中になるヒントを与えてくれる内容でした。ご機嫌研究員として、ここは日々の生活に取り入れたらご機嫌だなーと思った考えを3つほどシェア。
1.ご褒美の適量を知る
快楽を与える刺激に長時間、繰り返し晒されると、苦痛に耐える能力が下がり、逆に快楽を感じる閾値が上がる
『ドーパミン中毒』P.93より
わたしたちの脳には、あーいい気持ちって状態に慣れちゃう神経適応(耐性)ってシステムが備わっていて。初めて買ったシャネルが一番嬉しくて、その後も嬉しいけど前より興奮が少ないな....もっと刺激が欲しいな、よし次はエルメスにしよう!って状態になるのは、この耐性が働いているからだとか。なので、ご褒美をご褒美たらしめるにはちゃんと快楽のバランス意識が大切!
2.退屈な時間を大事にすること
皆がいつも「今ここ」から自分の気持ちを逸らしてくれるもの、楽しませてくれるもを探し求めている。
『ドーパミン中毒』P.63より
スマホってとっても手軽に簡単に自分のことから目を逸らせる最強アイテムで、だからきっと中毒性が高い。暇な時間もスマホ見ていれば、考えることをしなくていい。お気に入りの人の生活が見える、欲しいものが探せる。でも絶えずそういった刺激に反応し続けると、自分が感じたことにゆっくり向き合う時間が無くなる。退屈でつまらない思うとき、スマホは置いて、その代わりに散歩に出たり公園でのんびりしたりして、頭の中に新しいことを考えるスペースを与えよう。
3.運動はやっぱり良いことづくめ(朝の散歩最高)
運動は私が処方するどんな錠剤よりも気分、不安、認知、エネルギー、睡眠の状態をよくし、その効果を持続させる
『ドーパミン中毒』P.205より
運動はドーパミン、セロトニンなどのポジティブな気持ちを作る神経伝達物質をしっかり増加させる。気分が落ち込んでる時の朝の散歩、これ効きます。わたし過去何度も朝散歩に励まされてる。これからも続ける。ケージの中に走行用車輪が置いてあっていつでも走り回れるラットは、全く運動しなかったラットよりも、コカインの摂取回数や実際にコカインに近づく回数も少なかったとの研究結果も。面白い。
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